ハンドメイドが売れない理由は作品じゃない。『6300円でシャワー台アクセサリー』が売れたわけ

■ちょっと笑える「10年前からの贈り物」
先日、自分でもちょっと驚く出来事がありました!
10年ほど前に、ハンドメイドサイト「iichi(いいち)」で、ほんの少しの間だけ「みさと屋」という名前で帯留めを販売していた時期がありました。
すっかり忘れて放置していたのですが、ふと思い立って久しぶりにログインしてみたところ……
なんと、当時の売上金が1件そのまま残っていました!(笑)
慌てて手続きをしたので、おそらく来月の5月には手数料などを引いた5,000円ほどが入金される予定です。
10年前の自分から届いた、時を超えたサプライズお小遣いに、思わず笑ってしまいました。
■小さな作品に宿った「6,300円の価値」
当時の売上履歴を見て、ハッとさせられました!
それは、直径わずか2cmほどの小さな帯留めを『6,300円』で販売していたんです…

今から10年前の相場で考えて
しかも私がまだ「シャワー台講座」を始める前、まだまだ「自分らしい作品作り」を模索していた頃の話
「なぜ、この小さな一点が、それだけの価値として受け入れられたのでしょう?」
その答えは…
当時の私が「当たり前」だと思って発信していたことが「ストーリー」となってお客様に届いたということのようです。
■昭和初期の職人技と「どうしても欲しい」というお声
この帯留めに使っていたのは、海のように深く澄んだ青いガラスビーズ。

私は昔から、ヴィンテージ素材を仕入れる時に
「いつの時代のものですか?」
と聞くのが習慣になっていました。
お店の方も最初は詳しく分からなかったのですが、わざわざ調べてくださって後日、電話で教えていただきました。
そのお返事は…
「昭和初期の職人さんが作った貴重なもの」
でした。
このビーズ店は1920年代に創業、その倉庫から出てきたお宝パーツで、その話にお店の方と一緒に驚きました!
ぞわっと~しました(笑)
その歴史の重みと、銀箔がキラキラと光を反射する美しさにワクワクしたのです♪

その感動をそのままワークショップ募集記事に
「本当にきれいなんです!」
という熱量と一緒にに綴りました。
この帯留めは、ワークショップ作品として紹介していたものだったのです。
当時の募集記事⇒★★★
すると、九州だったか?地方にお住まいの方から 「作ることはできないけれど、どうしても欲しいです」 と、わざわざメッセージをいただきました。
ワークショップの課題として作ったものが、教えるための「教材」という枠を超えて、一人の心に「商品」として選ばれたそんなエピソード。
その時の私のワクワクな発信が、九州のお客様の心に届き、お迎えいただいたんだと思います。
■あなたの「当たり前」こそが、誰かにとっての「価値」
この時の私は、集客に繋がる発信について、あまり理解しておらず、なんとなくブログに書いたことが、最近は大切だと言われる「ストーリー」となっていたようです。
ですので、もし、作品作りや発信で悩んでいる人がいたら
「あなたが既に持っているものに価値がある」
と、私はお伝えしたいのです。
誰でも、どんな人でも
例外もなく・・・
その人自身に『価値があり』ます!
だから
あなたの作品作りのための様々なプロセス(過程)
「納得いくまで素材を探し続ける」
「納得いくまで形作る」など
これらは、作り手にとっては「当たり前」の行動かもしれませんが
そのプロセスこそが、お客様にとっては魅力的な「価値」に変わるのです!

「わざわざ書かなくてもいいかな」なんて、自分でボツにしないでくださいね。
あなたが当たり前にやっているこだわりを、そのまま言葉にしてみる。
上手く言葉にできなくてもいいんです。
その熱量が、刺さる人には深く深く刺さります。
■「特別な素材だから」ではない
ここで、「ヴィンテージだから価値があったんでしょ?」と思う方もいるかもしれません。
なので、ここで少し付け加えておきますね。
本質はそこじゃないと思います!

たとえ
現代のビーズや、10円のパーツであっても
「この色の重なり具合が、私の心をときめかせた♡」
というような
あなたの【見る目】と【こだわり】があれば、それは立派なストーリーになります。
「半年かけて理想の色を探した」
「ネットで何時間もリサーチした」
そんなあなたの「好きのプロセス」を隠さずに伝えてみてください。
10年前の私が教えてくれたのは、素材の肩書き以上に、作り手の「熱量」が価値を決めるということでした。
■作品の価値は、言葉で伝わる
作品は、作るだけでは伝わりません。
そこに込めた作り手の「好き」や「こだわり」を言葉にして、初めて価値として届きます。
自分の作品を、勝手に低く見積もらないでくださいね。
あなたが時間をかけて選んだもの
迷いながら決めたもの
大切にしている感覚
それを、そのまま言葉にするだけでいいと思います。
友達に手紙を書くように。
実際に当時、私が書いていた記事がこちらです。
🔗https://ameblo.jp/kirakirakirakira0127/entry-12282798297.html
あらためて読み返してみると、
上手に書こうとしているわけでもなく、ただ「きれいだと思ったこと」「感じたこと」を、そのまま書いている…
それでも、ちゃんと伝わっていた。
飾らない言葉で…
シャワー台アクセサリー講師
金田 美里

